江戸切子の世界 その2
どうも、gaucheです。
昨日に引き続き江戸切子について書いていこうかと思います。
その1では堀口切子さんをメインに展開しましたが、今回ご紹介させていただくのは清水硝子さんです。
HP http://www2u.biglobe.ne.jp/~kirikoya/top.htm
清水硝子さんは下町葛飾にある80年以上の歴史を持つ会社で、勤める職人さんは一番のベテランで80代、若手の方は30代と幅広い年齢層からなります。
歴史に関してはこちら http://www2u.biglobe.ne.jp/~kirikoya/edokiriko/history.htm
そのため商品のデザインも、伝統的なものから斬新なものまでバリエーションが豊富。
オーダーメイドや記念品の受付もありますので。イベントでの利用でも親身になって相談に乗っていただけます。
そして清水硝子さんで一番有名なのはスカイツリーの装飾でしょう。
展望台に行かれた方はわかるかと思いますが、展望台のチケットカウンターやエレベーターの中に、清水硝子さんの手掛ける切子が使われています。
チケットカウンターの画像は持っていなかったためお見せできませんが、エレベーターの写真はこちらです
展望台に向かうエレベーターは全部で四台。それぞれ春夏秋冬を表す内装になっています。
切子が使われているのが夏の台で、隅田川の花火の様子が表現されています。
切子の柄もすべてが違い、美しい花火があがっています。
乗るエレベーターは自分で決められないことがほとんどなので、どの台になるかわくわくですね。
そんな清水硝子さんで、私がおすすめしたい商品がこちら。
切子では珍しい、黒色の「風車」シリーズです。
非常にお酒が映える配色となっています
底の形が風車の名前の由来でしょう。
江戸切子って結構カラフルなイメージありますよね。
でも黒ってあんまり見たことない。
理由は切子の制作作業工程にあります。
できればこちらの江戸切子協同組合のページをご覧ください。
https://www.edokiriko.or.jp/about.html
グラスにペンなどで大まかな下書きをしてから、ライトを当て、下書きに沿いながら徐々にガラスを削っていくのですが、
黒色のガラスはライトを当てても下書きが見えない、または非常に見辛い状態で削っていきます。
そのため職人の経験による勘が必須となるのです。
なので熟練度の高い職人が多い清水硝子では、黒い切子も自信をもって商品に出すことができるのです。
こちらの風車シリーズ、藤巻百貨店で購入が可能です。
こちらのページには購入画面のほかに、清水硝子さんについてもっと詳しい記事も載ってますので、購入予定がなくてもぜひご覧ください。
https://fujimaki-select.com/ext/tokyo/021.html
ウイスキー好きのあの人へ、プレゼントにいかがでしょうか。
明日はガラスと打って変わって、南部鉄器の世界へとご招待。
この出会いがまた、誰かの出会いにつながりますように。
閲覧ありがとうございました。 また明日。